通信制大学と放送大学の違いを比較|学費・卒業難易度・向いている人

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通信制大学と放送大学の違いを比較|学費・卒業難易度・向いている人

通信制大学とは、キャンパスに通わず主に自宅学習で学位取得を目指せる大学の総称です。
放送大学もその通信制大学の一つですが、「放送大学と通信制大学は何が違うの?」と混乱している方は多いのではないでしょうか。
この記事では、放送大学と一般の通信制大学を学費・卒業難易度・スクーリングの有無・就職サポートの面から整理し、どちらが自分に合うかを判断できるよう具体的に比較します。

この記事のポイント
  • 放送大学は通信制大学の一種だが、国が設置した特別な位置づけの大学
  • 学費は放送大学のほうが圧倒的に安く、1単位あたり5,570円から履修できる
  • 卒業難易度・サポート体制は一般の通信制大学のほうが手厚い傾向がある
  • 取得できる学位の価値は同じ「学士」で、就職・転職・編入学にも活用できる



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目次

放送大学と通信制大学の根本的な違いとは

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まず整理しておきたいのは、「放送大学は通信制大学の一種」という前提です。
ただし、設置主体・学習方法・コスト感に大きな差があり、同じ「通信制大学」のくくりで比べてしまうと選択を間違えることがあります。
このセクションでは両者の基本的な仕組みと、どこが本質的に違うのかを整理します。

  1. 放送大学は「通信制大学の一種」という関係性を理解する
  2. 設置主体・学習スタイルの違いを知る
  3. 学費の仕組みの違いを比べる
  4. 取得できる学位・資格の違いを確認する
  5. それぞれのメリット・デメリットを整理する

放送大学は通信制大学に含まれますか?

放送大学は通信制大学に含まれます。ただし、国が設置した公立大学法人であり、一般の私立通信制大学とは設置根拠が異なります。
文部科学省が認可した正規の大学である点は共通していて、卒業すれば同じ「学士」の学位を得られます。

一般的に「通信制大学」と呼ばれるのは、日本大学通信教育部・慶應義塾大学通信教育課程・産業能率大学・近畿大学通信教育部など、私立大学が運営する通信課程のことを指す場合がほとんどです。
放送大学はこれらとは別に、テレビ・ラジオ・インターネットの放送設備を活用した独自の学習インフラを持っています。

実際に比較検討していたとき、最初は「放送大学=別カテゴリ」と思っていましたが、調べると同じ「通信制大学」の枠に入ると知って少し驚きました。
入学資格・単位認定の仕組みはどちらも文部科学省の基準に準拠しているので、学位の価値という点では違いはありません。

放送大学の学習スタイル:テレビ・ラジオ・ネットが中心

放送大学の授業は、テレビ・ラジオ放送とインターネット(オンデマンド配信)で受講するのが基本です。
全国に57か所ある学習センターへの通学(面接授業・スクーリング)は一部必修となっていますが、割合は少なく、基本的に自宅学習が中心です。

科目登録は学期ごとに自分で選べる仕組みで、1科目から履修できます。
「とりあえず気になる科目だけ試したい」という使い方もできるのが放送大学の特徴で、正科生(学位取得目的)以外に科目履修生という選択肢もあります。

ただし、授業の内容は幅広い教養科目が中心で、「この資格を取るために必要な専門科目を集中して学びたい」という目的には向いていない場合があります。
専門性の高いカリキュラムを求めるなら、一般の通信制大学のほうが選択肢が広いといえます。

一般の通信制大学の学習スタイル:テキスト・スクーリング・ゼミが中心

一般の通信制大学では、テキストと添削指導(レポート提出)を中心に学習を進め、定期的なスクーリング(対面授業)を組み合わせる形が多いです。
近年はオンラインスクーリングを導入している大学も増えており、通学の負担はかなり減っています。

大学によって学習環境は大きく異なり、手厚いチューター制度や就職サポートを備えている大学もあります。
たとえば産業能率大学や近畿大学通信教育部などは、社会人が働きながら特定の資格・スキルを身につけるカリキュラムが充実しています。

「スクーリングが年に何回あるか」「レポートの提出方法はオンラインか郵送か」などの実務的な違いは大学ごとに確認が必要です。
比較検討する際は、各大学の資料請求をして実際の学習スケジュール例を確認するのがいちばん確実だと感じました。

学費の違い:放送大学は1単位から履修できる低コスト設計

学費の面では、放送大学が圧倒的にコストを抑えやすい構造になっています。
放送大学の入学金は24,000円(正科生・全科履修生の場合)、1単位あたりの授業料は5,570円です。
学士号取得に必要な124単位をすべて放送大学で修得すると、単純計算で授業料は約69万円となります。

一般の通信制大学は、学費の幅が広く年間20〜60万円程度が目安です。
4年間の総額で見ると80〜240万円程度になることが多く、放送大学と比べると割高になるケースがほとんどです。
ただし、奨学金や教育訓練給付制度(専門実践型)の対象になっている大学も多いため、実質負担額は変わることがあります。

「お金をかけて続けられなかったらどうしよう」という不安を抱えている方には、放送大学の「1科目から試せる科目履修生制度」はリスクを下げる選択肢として有効です。
まず1〜2科目だけ試して、自分に合うかどうかを確かめてから正科生への移行を検討する方法もあります。

比較項目放送大学一般の通信制大学
設置主体国(公立大学法人)主に私立大学
入学金24,000円(全科履修生)2〜10万円程度
授業料の目安1単位5,570円年間20〜60万円程度
4年間の総額目安約70〜90万円約80〜240万円
学習媒体テレビ・ラジオ・ネット配信テキスト・オンライン・スクーリング
スクーリング一部必修(面接授業)大学によって異なる
就職サポート基本的になし大学によってあり
取得学位学士(教養)学士(専攻による)

放送大学と通信制大学それぞれのメリット・デメリット

放送大学の最大のメリットは学費の安さと、科目単位での柔軟な履修設計です。
すでに他の大学を卒業していて単位取得だけが目的の方や、複数の資格取得に必要な単位を補いたい社会人には使い勝手のよい仕組みです。

一方、放送大学のデメリットとして挙げられるのは、就職・転職サポートがほぼない点と、専門的なカリキュラムが組みにくい点です。
一般の通信制大学は学費が高めになりますが、専門資格の取得に特化したカリキュラム・チューター制度・就職支援が充実している大学もあります。

どちらが優れているというより、「何のために学位を取るか」という目的によって最適解が変わります。
「できるだけ費用を抑えて学士号を取りたい」なら放送大学、「特定の専門分野を深めたい・就職サポートも使いたい」なら一般の通信制大学が向いているといえます。

放送大学・通信制大学が向いている人・向いていない人

✅ 放送大学が向いている人

  • 学費をできる限り抑えたい人
  • 1〜2科目だけ試したい・単位補充が目的の人
  • 幅広い教養を学びたい人・学習内容が決まっていない人

△ 放送大学が向いていない人

  • 特定の専門資格・スキルに直結したカリキュラムを求めている人
  • 就職・転職サポートが必要な人

✅ 一般の通信制大学が向いている人

  • 教員免許・社会福祉士など特定の資格取得を目指している人
  • 就職・キャリアアップサポートも活用したい人
  • 学習環境やサポート体制が整っているほうが続けやすい人

△ 一般の通信制大学が向いていない人

  • 学費を最小限に抑えたい人
  • 特定の資格が不要で、教養を広げることだけが目的の人


卒業難易度と学位取得のリアルな違い

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通信制大学の卒業率は、一般的に入学者の約3割前後と言われています。
放送大学と一般の通信制大学では、卒業難易度の感じ方にどのような差があるのか、入学後の学習体制・単位取得の仕組みを中心に整理します。
「続けられるか不安」という方は、ここを読んでから判断するのがおすすめです。

  1. 放送大学の卒業率と単位取得の仕組み
  2. 一般の通信制大学の卒業サポート体制
  3. 働きながら学位取得を続けるために重要なこと
  4. 取得できる学位・学歴はどう違うか

放送大学の卒業難易度:自己管理が最大の壁

放送大学の単位取得自体は、試験に合格できれば着実に積み上げられます。
試験は学期末に実施され、択一式・記述式が科目によって異なります。
難易度は科目によって差がありますが、「学習をコツコツ続けられるか」という自己管理力が最大の関門です。

放送大学には入学試験がなく、18歳以上であれば誰でも入学できます。
その分、学習スケジュール管理・モチベーション維持はすべて自分次第です。
チューターや担任の先生のような存在は基本的になく、孤独な学習環境になりやすいのが正直なところです。

124単位を4年で取得しようとすると、1学期に約15〜16単位の取得が必要です。
仕事と並行しながらこのペースを保つのは簡単ではなく、多くの方が6〜8年かけて卒業するケースが多いといわれています。
在籍できる最長年数は10年なので、焦らずゆっくり進める余裕はあります。

一般の通信制大学のサポート体制:挫折しにくい仕組みがある大学も

一般の通信制大学の中には、学習継続のためのサポート体制が充実している大学があります。
チューター制度・定期的な進捗確認・オンライングループ学習など、孤独感を減らす仕組みを持つ大学は選択肢として特に注目できます。

たとえば産業能率大学では、社会人が働きながら卒業できるよう設計されたスケジュール管理ツールや、オンラインでのゼミ参加が可能です。
近畿大学通信教育部では、教員免許取得に向けた科目が整っており、目標が明確な方には学習継続のモチベーションを保ちやすい環境といえます。

「一人では続けられない気がする」「途中で挫折するのが怖い」という方には、サポート体制が充実している通信制大学を選ぶほうが卒業率という観点では有利になる可能性があります。
入学前に学習サポートの内容を必ず資料で確認しておくことをおすすめします。

働きながら学位取得を続けるために重要な3つのポイント

働きながら通信制大学を卒業するためには、「学習時間の確保」「サポート環境の選択」「スクーリングの負担確認」の3点が特に重要です。
どんなに良いカリキュラムでも、自分の生活スタイルに合わない大学を選んでしまうと続けられなくなります。

スクーリング(対面授業)の頻度は大学によって異なります。
放送大学の面接授業は近くの学習センターで受けられるため、遠方への移動が不要な点は働く社会人にとってメリットです。
一般の通信制大学では、オンラインスクーリングを導入しているかどうかを事前に確認するのが大切です。

実際に通信制大学で学んでいる社会人の方に話を聞くと、「週末に2〜3時間の学習時間をブロックしておく習慣づくりが、続けられた最大の理由」という声をよく聞きます。
入学前のスケジュールシミュレーションをしておくことが、挫折リスクを下げるいちばんの方法です。

取得できる学位・学歴の違い:就職・編入学への影響は?

放送大学でも一般の通信制大学でも、卒業すれば「学士」の学位が得られ、学歴は「大学卒業」と同等に扱われます。
就職・転職市場において通信制であることを理由に不利になるケースは少なくなっていますが、企業によって評価は異なります。

放送大学の学位は「学士(教養)」です。
一般の通信制大学では、専攻によって「学士(経営学)」「学士(社会学)」「学士(教育学)」など、専門性を示す学位名が取得できます。
キャリアアップ目的で特定の専門性をアピールしたい場合には、学位名が専門分野を示す通信制大学が有利なケースがあります。

大学院への進学や他大学への3年次編入学を考えている方にとっては、どちらの学位でも活用できます。
編入学先の要件によっては取得単位の内容が問われる場合もあるため、進学を視野に入れている方は志望校の入学要件を事前に確認しておくのが確実です。

放送大学・通信制大学の選び方と目的別おすすめの判断基準

放送大学・通信制大学の選び方と目的別おすすめの判断基準のイメージ画像

「結局どちらを選べばいいの?」という疑問に、目的別の判断基準でお答えします。
学費・卒業目的・サポート体制・学習スタイルの4軸で自分に合う選択肢を見つけるためのポイントをまとめました。
「どちらが正解」ではなく、「自分の状況と目的に合っているか」で判断することが大切です。

  1. 目的別・放送大学と通信制大学の選び方
  2. 資料請求・無料体験で確認すべきポイント
  3. 社会人が通信制大学を選ぶときの費用感の整理
  4. 学習継続のために大学選び以外でできること

目的別・放送大学と通信制大学どちらを選ぶか

選択の基準は「何のために学位を取るか」に尽きます。
目的が「とにかく費用を抑えて学士号を取得したい」なら放送大学が有力候補です。
「特定の資格・専門スキルを身につけたい」「就職・転職に直結するカリキュラムが必要」なら一般の通信制大学のほうが適しています。

たとえば、教員免許(小学校・中学校・高校)の取得を目指す場合、放送大学でも一部免許の取得が可能ですが、対応できる免許種が限られています。
福祉・看護・心理系の国家資格取得を目指す場合は、その資格に対応したカリキュラムを持つ通信制大学を選ぶ必要があります。

「大学を卒業していないけれど学士号は欲しい。でも費用はできるだけ抑えたい」という方には、まず放送大学の科目履修生として1学期試してみるのが現実的な第一歩です。
1科目あたり数千円で始められるので、本入学前にフィット感を確かめられる点は大きな安心材料になります。

資料請求で確認しておきたい5つのポイント

通信制大学を選ぶ際は、必ず複数校に資料請求して比較することをおすすめします。
Webサイトだけでは分かりにくい「実際の学習スケジュール例」「スクーリングの頻度と場所」「サポート体制の詳細」が資料には記載されています。

確認しておきたいポイントは以下の5点です。

  1. 1学期あたりの学習時間の目安(週何時間必要か)
  2. スクーリングの頻度・場所・オンライン対応の有無
  3. レポート提出方法(オンラインか郵送か)
  4. チューター・担任制度などのサポート体制
  5. 卒業率・平均在籍年数(公表している大学のみ)

これらを比較することで、「自分の生活スタイルに合うか」がかなり具体的に見えてきます。
「なんとなく知名度が高そうだから」という理由だけで選ぶと、入学後に学習環境のミスマッチを感じやすいため、実務的な確認を怠らないことが大切です。

社会人が通信制大学にかかる費用を正確に把握する方法

通信制大学の費用は「授業料+教材費+スクーリング費用+試験関連費用」を合算して計算することが重要です。
パンフレットに記載されている「年間授業料」だけを見ていると、実際の総費用を低く見積もるリスクがあります。

放送大学の場合、1単位5,570円に加え、面接授業(スクーリング)は1科目1万円前後かかります。
学士号取得に必要な124単位のうち、面接授業は20単位以上必要なため、その分の費用も計算に含める必要があります。

一般の通信制大学では、教育訓練給付制度(専門実践型・一般型)の対象になっている場合、受講費用の20〜70%が給付されることがあります。
厚生労働省の給付金制度を活用できるかどうかを入学前に確認することが、実質的な費用負担を下げる有効な手段です。
ハローワークか厚生労働省の公式サイトで対象講座を確認できます。

学習継続のために大学選び以外でできること

通信制大学での学習継続において、大学のサポート体制だけでなく、自分自身の学習習慣設計が合否を分けます。
「忙しくてなかなか時間が取れない」という悩みは通信制大学生の共通の課題で、続けられている人は「隙間時間の使い方」が上手です。

通勤時間や休憩時間にスマートフォンで動画講義を視聴する、週末の決まった時間帯を学習ブロックとして確保するなど、小さな習慣の積み重ねが長期的な学習継続につながります。
Udemyのような単発の動画学習プラットフォームと組み合わせて、通信制大学の科目に関連するスキルを補強する方法も効果的です。

「途中で挫折したらどうしよう」という不安は、完全に消えることはないかもしれません。
ただ、通信制大学には「休学制度」「学習ペースの調整」などの仕組みがあることが多いため、一度立ち止まっても再スタートできる環境は整っています。
最初から完璧なペースを目指さず、「まず1学期やりきること」を目標にするのが現実的です。

目的別・通信制大学の選び方が向いている人・向いていない人

✅ 放送大学が向いている人

  • 費用を最小限に抑えて学士号を取得したい人
  • まず1〜2科目から試して判断したい人
  • 資格取得ではなく幅広い教養を身につけたい人

✅ 一般の通信制大学が向いている人

  • 教員免許・福祉資格など特定の資格取得を目指している人
  • 就職・転職サポートも同時に活用したい人
  • サポート体制がないと継続が難しいと感じている人

△ どちらにも共通する注意点

  • 自己管理が苦手な場合、サポートが手薄な大学は続けにくい
  • 入学前に学習スケジュールと費用総額を必ずシミュレーションしておく

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よくある質問

通信制大学 放送大学 違いのよくある質問イメージ

放送大学と通信制大学の違いは何ですか?

放送大学は通信制大学の一種ですが、国(公立大学法人)が設置した大学で、テレビ・ラジオ・インターネット配信を中心に学習します。一般の通信制大学は主に私立大学が運営し、テキスト・レポート・スクーリング(対面授業またはオンライン)を組み合わせた学習スタイルが主流です。学費は放送大学が圧倒的に安く、1単位5,570円から履修できます。一方、専門的なカリキュラムや就職サポートは一般の通信制大学のほうが充実している傾向があります。

放送大学で取得できる学位は通信制大学と同じですか?

はい、どちらも文部科学省が認可した正規の大学であり、卒業すれば「学士」の学位を取得できます。学歴としては「大学卒業」と同等に扱われます。ただし、放送大学の学位名は「学士(教養)」に統一されているのに対し、一般の通信制大学では専攻に応じて「学士(経営学)」「学士(社会学)」など専門性を示す学位名が取得できる場合があります。転職・キャリアアップで専門性をアピールしたい場合はこの違いが影響することがあります。

放送大学と通信制大学の費用はどれくらい違いますか?

放送大学は1単位5,570円で、学士号取得に必要な124単位を修得した場合の授業料目安は約69〜90万円です(入学金・面接授業費用を含む)。一般の通信制大学は年間授業料が20〜60万円程度の大学が多く、4年間の総額では80〜240万円程度になるケースが一般的です。なお、一般の通信制大学の中には教育訓練給付制度の対象となっている大学もあり、条件を満たせば受講費用の一部が給付されることがあります。費用の総額は授業料だけでなく教材費・スクーリング費用も含めて比較することが大切です。

放送大学と通信制大学はどちらが卒業しやすいですか?

一概にどちらが卒業しやすいとは言えませんが、傾向として、放送大学は入学試験がなく誰でも入学できる分、学習サポートが少なく自己管理が求められます。一般の通信制大学の中には、チューター制度や定期的な進捗確認など、学習継続のサポートが充実している大学があります。働きながら学ぶ社会人の場合、サポート体制が手厚い大学を選ぶほうが卒業率という観点では有利になりやすいです。いずれにしても、入学前に学習スケジュールを具体的にシミュレーションしておくことが挫折リスクを下げる最大の対策です。

放送大学に入学するための資格・条件はありますか?

放送大学の正科生(全科履修生)に入学するには、高校卒業または高校卒業と同等の学力認定(高卒認定試験など)が必要です。ただし、科目履修生や選科履修生は18歳以上であれば学歴不問で入学できます。入学試験はなく、選考は書類審査のみです。これは一般の通信制大学も多くが同様で、入学試験を課さない大学が多いため、「大学受験をしていない」「ブランクがある」という方でも入学しやすい仕組みになっています。

通信制大学の学歴は就職・転職で不利になりますか?

通信制大学卒業の学歴が就職・転職で不利になるかどうかは、企業・業界・職種によって異なります。学士号として法的に同等の扱いであることは変わりませんが、企業によっては通学課程と同等に評価しないケースも皆無ではありません。一方で、社会人経験を持ちながら働きながら学位を取得したという事実はポジティブに評価されることも増えています。特定の資格取得(教員免許・社会福祉士など)が目的の場合、学歴よりも資格の有無が選考の主軸になるため、通信制かどうかは大きな問題にならないことが多いです。

放送大学への編入学はできますか?

放送大学への編入学は可能です。他の大学・短期大学を卒業・中退した方や、一般の通信制大学で単位を取得した方が、既修得単位を認定してもらいながら放送大学に編入学するケースがあります。逆に、放送大学で取得した単位を他の大学の3年次編入学に活用することも可能です。ただし、編入先の大学ごとに認定される単位数や要件が異なるため、希望する編入先の入学要件を事前に確認することが重要です。詳細は放送大学公式サイトで確認できます。

まとめ|放送大学と通信制大学、どちらを選ぶかは「目的」で決まる

通信制大学 放送大学 違いのまとめイメージ
この記事のまとめ
  • 放送大学は通信制大学の一種で、国が設置した公立大学法人
  • 取得できる学位(学士)の価値・学歴の扱いはどちらも同等
  • 学費は放送大学が最も安く、1単位5,570円から始められる
  • 一般の通信制大学は専門資格・就職サポートが充実している大学がある
  • 放送大学はテレビ・ラジオ・ネット配信中心、通信制大学はテキスト・スクーリング中心
  • どちらも入学試験なし・18歳以上であれば入学できる大学が多い
  • 卒業するためには自己管理力が重要で、サポート体制の確認が選択の鍵
  • 費用は授業料だけでなく教材費・スクーリング費も含めて総額で比較する
  • 教育訓練給付制度(厚生労働省)の対象大学なら実質費用を抑えられる場合がある
  • まず資料請求で学習スケジュール・サポート体制・費用総額を比較するのがおすすめ

「放送大学と通信制大学、どちらがいいか迷っている」という気持ち、よく理解できます。
どちらも「正規の大学卒業」という同じゴールに向かう道なので、どちらが正解というわけではなく、自分の目的・ライフスタイル・費用感に合った選択が正解です。

費用を最小限に抑えて学士号を取りたいなら放送大学、専門資格の取得やサポートを求めるなら一般の通信制大学というのが、シンプルな判断軸です。
まずは気になる大学に資料請求して、実際の学習スケジュールと費用総額を手元で比べてみるだけで、かなり選択が明確になるはずです。

「続けられるか不安」という方は、放送大学の科目履修生として1科目だけ試してみるという方法もあります。
小さな一歩から始めてみてくださいね。きっと「意外と自分でもできるかも」という感覚が生まれてくるはずです。


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